私達が優先順位を決めたりする際に使用する「じゃんけん」
ですが、その歴史・語源はどうなっているのでしょうか?
早速調べてみました。
じゃんけんの歴史
平安時代(794年-1185年)、日本では「じゃんけん」ではなく、
虫拳-むしけん(蛇拳-じゃけん)が流行していました。
ルールは「じゃんけん」と一緒で同時に手を出します。
「人差し指が蛇、親指が蛙、小指がなめくじ」です。
「蛇」は「蛙」を食べます⇒人差し指は親指より強いです。
「蛙」は「なめくじ」を食べます⇒親指は小指より強いです。
「なめくじ」は「蛇」を溶かします⇒小指は人差し指より強いです。

その後、中国から日本へ1700年代の初めに数拳という
勝負方式が伝えれれました。ルールは2人が互いに片手の指で数を
示すと同時に双方の出した数の合計を言い、当たった方が勝ちというものでした。
その後、虫拳、数拳から1800年代後半に
現在の「じゃんけん」が日本で考案されました。

じゃんけんの語源
@2人で行うから「両拳」(りゃんけん)から派生したという説。
Aチョキを示す「鋏拳」(じゃーちゅあん)が変化したという説。
Bグーを示す「石拳」(じゃくけん)が変化した説。
があります。
グー・チョキ・パーの語源
@ぐっと拳を握るからグー、チョキンと切るからチョキ、パッと手を広げるからパー
という説があります。
各国でのじゃんけんの掛け声について
韓国語:「カウィ(鋏)・バウィ(石)・ボ(布)」です。
中国語:「シータォー(石)・チェンツ(鋏)・プー(布)」です。
英語:「Rock(石)-paper(紙)-scissors(鋏)」です。
話す言葉によって順番が違うのが面白いです。
じゃんけんに関する豆知識
※チョキは元々、人差し指と親指を伸ばす数拳での2を表す方式「男チョキ」でしたが、
日本国内を伝播するうちに人差し指と中指を使うもの「女チョキ」となりました。
※中国や朝鮮では「石」「鋏(はさみ)」「布」で、
日本から朝鮮へ伝播した際に「紙」が「布」に置き換わりました。
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