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ボウリング(ボーリング)の歴史と語源(由来)は?

みなさんも一度はやった事があるボウリング(ボーリング)ですが、

歴史は由来はどうなっているのでしょうか?

早速、要点をまとめてみました。


表記について

ボウリング or ボーリング?

文部科学省の国語審議会では答申「外来語の表記で、

球技を意味する場合は「ボウリング」と表記する

という凡例が1991年(平成3年)に出されました。

つまり、ボウリングが正しい表記となります。

ただ、ボーリングを使用する分も問題ないそうですが、

掘削(boring)のボーリングと同じ言葉である為、誤解される事もあります。

由来について

由来:イギリスで、3世紀頃から芝生の上に置いたボールをめがけてボールを投げ、

当たるか1番近かった者が勝ちとする「ローン・ボールズ」が流行しました。

この「ボウルズ」というのが今の「ボウリング」の語源となったと言われています。

歴史について

もともとボウリングは倒すピンを災いや悪魔に見立てて、

それを沢山倒すことが出来たならば、その災いなどから逃れることが出来る

という一種の宗教儀式でありました。紀元前5000年頃には古代エジプトにおいて

このような儀式が行われていたと言われています。

それを中世ドイツのマルティン・ルターが倒すピンを9本にし、

並べ方もひし形に統一しました。

17世紀になると多数の宗教家(清教徒)たちがアメリカに移住し、

アメリカでは更にボウリングを面白くするためにピンの数を10本に増やし、

並べ方も正三角形に変化していったのが現代のボウリングの基となりました。

そして日本では、1861年6月22日に、

長崎の大浦居留地に初めてのボウリング場が開設されました

。これを記念して現在6月22日はボウリングの日とされています。

日本でもそんなに昔からボウリングという競技があった事には驚きです。
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