語源(由来・歴史)辞典⇒⇒⇒ たらこ・明太子とは何か?(違い・語源・名前の由来は?)
たらこ・明太子とは何か?(違い・語源・名前の由来は?)

私達はごはんのお供に「たらこ」や「明太子」を食べる事がありますが、

「たらこ」・「明太子」は何なのでしょうか?・また何が違うののでしょうか?

早速、調べてみることにしました。


「たらこ」・「明太子」とは何か?(語源・名前の由来)

「たらこ」・「明太子」はどちらもスケトウダラの卵・卵巣です。

「たらこ」はスケトウダラの卵である事から「たらこ」と呼ばれるようになり、

「明太子」は、「ミョンテ(明太)」(スケトウダラの朝鮮語読み)の卵である

事から「明太子」と呼ばれるようになりました。

このスケトウダラという魚ですが、日本海太平洋に分布しており、

寿命は10年以上、全長は約90cm、体重は約1400gにもなります。l

海底の近くで生活する底生魚で水深200m以下で暮らす深海魚で、

北海道が日本一の漁獲量となっています。スケトウダラの卵はよく食され

ていますが、内臓・筋肉には寄生虫を保有しており、生食は危険と

されています。


「たらこ」・「明太子」って何が違うの?(違い)

現在では、スケトウダラの卵を塩水につけて出来たものを「たらこ」、

「たらこ」に「唐辛子」で味付けしたものを「明太子(辛子明太子)」と

呼びますが、元々は「明太子」も「たらこ」と同じ、スケトウダラの卵という

意味で使用されていました。辛子明太子が、日露戦争(1904-1905年)から

太平洋戦争(1941-1945年)にかけて当時、日本領であった

韓国の釜山(プサン)から日本の山口県下関へ輸入されると、

辛子明太子の事を「明太子」と呼ぶようになりました。

現在、「明太子」は博多(福岡県福岡市)の名産品として人々から愛されています。
mixiチェック
語源(由来・歴史)辞典トップへ戻る