最近、「竹島」と一緒にニュースで取り上げられる「尖閣諸島」ですが
尖閣諸島の名前の由来はどうなっているのでしょうか?
尖閣諸島は実業家 古賀辰四郎の依頼で、1900年 5月に当地を調査した
高知県出身の教師「黒岩恒」が、「島の尖っている形状」と
イギリス海軍水路誌」にある「The pinnacle islands」を訳した事に由来します。
※尖閣諸島は「魚釣島」、「久場島」、「大正島」、「北小島」、「南小島」
「沖の北岩」、「沖の南岩」、「飛瀬」のの総称の事を言います。
では、1900年以前は尖閣諸島はなんと呼ばれていたのでしょうか?
現在の沖縄に人が住み始めたのは3万年以上前と言われており、
古くから尖閣諸島の存在は知られていました。(黒潮にのれば流れつく為です。)
昔、沖縄の人々は現在の尖閣諸島の事を「クバ島」と呼んでいました。
これは、食用樹木であるビロウ(ヤシ科・沖縄の人達は「クバ」と呼んでいた。)が
豊富にある島だったからです。この食用樹木であるビロウは「神木」である
と考えられていた為、古来、尖閣諸島は「神木が生い茂る島」と言われていたのです。
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