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ワインの名前の由来・歴史は?

以前にコラムで「ビールの名前の由来・歴史は?」というコラムを

紹介しましたがワインの場合はどうなっているのでしょうか?


ワインの名前の由来

ワインの起源はぶどう酒を意味するラテン語「vinum(ヴィヌム)」

に由来します。ラテン語でぶどう(葡萄)の木の事を "vitis"(ヴィティス) といいますが

、それから造ったお酒というのが 「Vinum」です。

英語では wine(ワイン) 、フランス語だと Vin(ヴァン) 、イタリア語では Vino(ヴィーノ)

ドイツ語では wein(ヴァイン)と呼ばれています。

ワインの歴史

ワインは最も歴史の古い酒の一つとされ、

現在のグルジア周辺では遅くとも紀元前8000年頃からワインが飲まれていたと推測

されています。(ビールが飲まれ始めたのが紀元前5000年頃の為、

それより3000年も前という事になります。)

これは、アルコール飲料の中でワインは簡単に製造する事が可能だからです。

※ブドウの果汁を容器に入れて、25℃以上の暖かい所に1週間程度置くだけで

ワインを作る事ができます。

日本では縄文時代中期にワインを製造して飲んでいたと考えられて

いますが、まだ証拠がない状況です。その後、しばらくは

海外からの輸入に頼っており、ワインが定着する事はありませんでした。

日本でワインの生産が始まったのは、

文明開化を受けて洋風文化を積極的に摂取するようになった明治時代以降であり、

明治初年(1867年)の頃山梨県において山田宥教と詫間憲久、

二人の共同出資によってワインの醸造を行ったのが、

近代的なワイン醸造における元祖とされています。
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